- ホーム
- 生活学科生活文化専攻 養護教諭コース
養護教諭とは
養護教諭は、学校で、子どもたちのケガや病気の救急処置をしたり、健康診断や健康観察などを通して集団または個別の保健管理や保健教育などを行ったりします。
近年では、子どもたちの身体の不調だけではなく、心の不調にも寄り添うことが求められており、子どもたちの発するサインにいち早く気づき、子どもたちが抱えている不安や悩みに寄り添うことを大切にしています。
また、学校全体の環境をより良い状態に保つために、教室の空気や気温、照明の明るさ、飲料水の水質などの点検や検査を行うなど、子どもたちが、安心・安全な学校生活を送ることができるよう支援しています。
養護教諭コースの特徴
「子どもの健康と笑顔を守る」
養護教諭を育成しています
ケガや病気の救急処置や心の健康問題への保健室での対応については、実際の保健室を想定してつくられた「学校保健実習室」や「看護学実習室」で学びを深めます。
また本学では、幅広いカリキュラムが用意されています。例えば、同じ学科の食物栄養専攻の教員による「食」や「栄養」に関する科目を、生活文化専攻オフィス総合コースの学生とともに「情報処理」や「パソコン基礎演習」に関する科目を選択履修することが可能です。子どもの食について学び「食育」に積極的に取り組む養護教諭、情報について学び保健室での情報管理や文書作成などのできる養護教諭をめざします。
「養護教諭ゼミ」と
「基礎ゼミⅡ」で
教員採用試験対策を行います
本学では、この教員採用試験に向けて、基礎学力の向上を図る「養護教諭ゼミⅠ」、小論文、教職教養や専門教養の過去問題に挑戦する「養護教諭ゼミⅡ」に加えて、「基礎ゼミⅡ」で、面接、集団討論、実技等について取り組み、教員採用試験の合格を目指しサポートしています。
養護教諭コースで学ぶ2年間
1年次
子どもたちの心身の健康を支える基礎知識を学ぶ
1年次では、子どもの“からだ”と“こころ”への理解を深めます。「健康相談活動の理論及び実際」では、健康相談の進め方や支援方法を学びながら、さまざまな事例や場面に対応できるカウンセリング技術を身につけます。また、「看護概論」、「看護技術の基礎」や「学校救急看護Ⅰ」では、身体観察法をはじめとした学校看護の基礎的な知識と技術を身につけながら、子どもに多い病気などの症状別看護や、救急処置の方法と対応について学びます。
2年次
教育現場で活かせる養護教諭としての実践力を養う
2年次には、3週間の養護実習を行い、実際の学校現場で保健室の機能や養護教諭の専門性を活かした養護活動がどのように行われているかを学びます。
また、短大で学んだことや学校現場で学んだことをもとに保健室経営や保健管理、保健教育など、具体的な実践方法について演習を行うことで養護教諭としての教育実践力を高めていきます。
また、2年次後期には、保健室ボランティアや保健室インターンシップの活動に積極的に取り組んでいきます。
代表的なカリキュラム
学校保健
(学校安全を含む)
学校で行われている保健活動(保健管理、保健教育、組織活動)について幅広く学び、現代的な健康課題に適切に対応していく知識を習得します。さらに実践力を養うために、健康診断の測定・検査方法や学校環境衛生等について演習を通して身につけます。
学校救急看護Ⅰ・Ⅱ
学校生活での事故や傷病に備え、止血法や包帯法などを身に付けます。また、子どもの健康状態を見極め、病的な兆候を見逃さず、的確な判断を導く「フィジカルアセスメント」の考え方と、基本技術や各症状・外傷に応じた処置について学習し、演習を通して的確な判断力と実践力を養います。
養護概説
時代とともに変化する子どもたちの心身の健康に関する問題を把握し、養護教諭の基礎となる教育観・子ども観・健康観について学びます。慢性疾患や心の問題を抱えた子どもへの養護など、養護活動のあり方を学生同士が意見交換をしながら考え、養護教諭の行う「養護」について追究していきます。
養護教諭コースで取得できる主な資格
創立から70年以上の歴史の中で培った、実践力を育む独自カリキュラムと、資格サポートゼミによる資格取得に向けた支援で、学生にとって大切な2年間をしっかりとサポートしています。養護教諭二種免許状の取得と併せて、ピアヘルパーや維持管理士、赤十字救急法救急員といった資格・認定試験の対策や、学校で保健指導を行う養護教諭の教員採用試験対策なども行っています。
取得できる主な資格一覧
- 養護教諭二種免許状
- ピアヘルパー
- 医事管理士
- 医療管理秘書士
- 医療情報事務士
卒業生の主な就職先・進路
毎年、95%を超える就職率を達成している理由は、本学が実施・推進している少人数制・チューター制度にあります。
就職の専任担当者とチューター(担当教員)が連携して三者による定期面談を実施し、学生一人ひとりの進路希望や悩みを丁寧にヒアリング。少人数制ならではのきめ細やかなサポート体制で、就職活動や試験対策などを精神的な側面からも支援しています。
主な就職先(過去の実績・一部抜粋)
-
愛知県教育委員会、岐阜県教育委員会、三重県教育委員会、名古屋市教育委員会、稲沢市教育委員会、豊橋市教育委員会、大津市教育委員会、豊田市教育委員会、大垣市教育委員会、関市教育委員会、桑名市教育委員会、菰野町立幼保園、学校法人 愛知江南学園、横浜市少年自然の家南伊豆臨海学園
-
タマキ眼科、医療法人知邑舎老人施設洋洋園、きまた眼科、日本放送協会、横浜冷凍株式会社、つばき薬局、やまむら歯科
-
医療法人清水会、社会福祉法人サンライフ、TBCグループ株式会社、イオンリテール株式会社